会社概要
Company
株式会社キュアセル
代表取締役 中尾 麻衣子
近年のバイオベンチャー業界は、目まぐるしい速度で変化と革新が進み、今まで常識とされていた医療とは全く異なる、新たな医療の幕開けの時代が到来しています。
WHOが「老化=病気」と提唱し、将来的には「老化現象を止める」もしくは「巻き戻す」という医療が一般的になることは間違いなく、日本の保険制度の崩壊が危ぶまれる中、これからは自身の健康を自身で維持しなくてはならない時代がくるでしょう。予防医療はこれからの時代とても大切な考え方で、特に高齢化が進んでいる日本においては、健康寿命を引き延ばすことが急務と考えます。
老化によって引き起こされる疾患の多くはフェロトーシスと呼ばれる酸化ストレスによる細胞死が関係しています。心筋梗塞、脳梗塞、癌、糖尿病、パーキンソン病、認知症など加齢とともに増加する疾患など、フェロトーシスが関連する疾患は100を超えます。私たちが開発するフェロトーシス阻害剤は、虚血性疾患や神経変性疾患、代謝性疾患など多岐にわたる疾患の治療に革新的な意味をもつ製剤となりえます。そして、健康長寿を実現するためには、予防医療に有効であるフェロトーシス阻害剤の開発が必須であると確信しています。細胞レベルでの健康を手に入れ、ヒトが豊かな人生を完うする手助けをしたい。そのための新たな医療の未来を切り開くことが我々の使命だと考えています。
株式会社キュアセル
代表 橋本 誠一
私たちの会社は、健康長寿を実現するために革新的な道を切り拓くことに情熱を傾けています。
フェロトーシスとは、鉄依存性の過酸化脂質蓄積が細胞障害を引き起こす新たに見出された細胞死のことです。非アルコール性脂肪肝炎、心筋梗塞、脳梗塞、リー脳症、MELAS又はレーベル病であるミトコンドリア病、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症、狭心症、虚血再灌流障害、急性心不全、慢性心不全、心筋症、心肥大、糖尿病性心筋症、腎障害、急性腎不全、慢性閉塞性肺疾患、多発性嚢胞腎、敗血症など100以上の疾患や症状にフェロトーシスが関連していると報告されています。
小坂 仁(当社顧問)らは、酸化ストレスに脆弱なミトコンドリア病患者さんの細胞を用いて、フェロトーシスを阻害する化合物を見つけました。これにより、ミトコンドリア病治療薬の開発に新たな可能性が生まれました。
例えば、アポモルフィン誘導体は、動物実験において、フェロトーシスを抑制し、いくつかの病態モデル動物の症状を改善する効果が確認されています。キュアセルでは、アポモルフィン誘導体を用いた疾患の予防・治療薬を開発し、これらの疾患の患者さんの苦しみを軽減し、健康寿命の延伸に貢献したいと考えています。
キュアセルでは、この発見を基に、新しいミトコンドリア病治療薬やフェロトーシスに関わる多くの疾患さんの治療薬開発に向けて積極的に取り組んでいます。私たちは、酸化ストレスへのアプローチから派生した新しい治療法を研究することで、より多くの患者さんに明るい未来をもたらすことを目指しています。
株式会社キュアセル
顧問医師 小坂 仁
新しいミトコンドリア病治療薬やフェロトーシスに関わる多くの疾患の治療薬開発に向け、取り組んでいます。
フェロトーシスは、鉄依存性の過酸化脂質蓄積が細胞障害を引き起こす新たに見出された細胞死であり100以上の疾患や症状がこれに関連していることが報告されています。私たちは、酸化ストレスに脆弱なミトコンドリア病患者さんの細胞を用いて、フェロトーシスを阻害する化合物を見つけました。これにより、ミトコンドリア病治療薬の開発に新たな可能性が生まれました。
私たちの研究チームは、この発見を基に、新しいミトコンドリア病治療薬やフェロトーシスに関わる多くの疾患の治療薬開発に向けて積極的に取り組んでいます。
酸化ストレスへのアプローチから派生した新しい治療法が、多くの患者さんにとって希望をもたらすことを目指しています。
株式会社キュアセル
2022年8月1日
中尾 麻衣子
橋本 誠一
東京都中央区築地2−12−8 大広ビル2階
9,900,000円
- アポモルフィン誘導体を酸化ストレスに起因して発症する様々な疾患の予防薬・治療薬として開発
- NMN、還元型CoQ10などミトコンドリア機能を改善するサプリメント等の開発・製造・販売
フェロトーシスが関わる様々な疾患の予防薬・治療薬として開発し、健康寿命の延伸に貢献する。
NASH、心筋梗塞、脳梗塞、リー脳症、MELAS又はレーベル病であるミトコンドリア病、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症、狭心症、虚血再灌流障害、急性心不全、慢性心不全、心筋症、心肥大、糖尿病性心筋症、腎障害、急性腎不全、慢性閉塞性肺疾患、多発性嚢胞腎、敗血症など(物質特許が成立しているので疾患に制限なく開発可能)
自治医科大学の持つ知財権のうち発明の名称「フェロトーシス阻害剤及びその用途」(日本国特許番号第7360229号および国際出願番号PCT/JP2022/042198 に基づく海外での特許権及び特許を受ける権利)に関して、自治医科大学との間で再実施許諾権付専用実施権の実施許諾契約を締結しました。